これは何回でも見たいかも。


リトル・ミス・サンシャインを見ました。久々に見た、笑って泣いてまた笑って応援して心があったかくなる映画。たまたま時間が空いたから見たのだけども、本当に見てよかったと思えた!
この映画を一言で言うと、「家族再生ロードムービー」。だけど、問題は増えていく一方でぜんぜん解決していかない。個性があまりにも強くて違いすぎる家族6人がぶつかり合い、怒鳴りあいながらも、受け入れ一致団結していく姿はテンポがよくて見ていて気持ちがいい。下ネタな会話も多い(特にアラン・アーキン演じるおじいちゃんが!でも最高にカッコいい!)んだけど、ものすごーく下品な気持ちにさせないのは演出のせいなのかな。このおじいちゃんは本当にカッコいい。
一番好きなシーンは、やっぱり黄色のワーゲンを家族みんなで押して飛び乗るシーン。バラバラだった家族がこの作業を繰り返していく(+さまざまな悪イベント)ことで、家族がだんだんとまとまっていくのが、心がほんわかしてきて自然と笑顔になったよ。ほわほわ。黄色だからこんな気分になったんだとも思うけども。あと好きなのは、オリーヴ(妹)が、フーヴァー(兄)の肩を黙って抱くシーン。

ここでのオリーヴ役のアビゲイルが可愛くって仕方なかった*1。そして、受付に向かう叔父さんの小走り。ある意味いとおしくって爆笑。
最後のダンスシーンでは、ただひたすら泣けてきた。あったかい気持ちで胸いっぱいになって涙が出てきた。とっても幸せ。結局家族の問題は何も解決していなくて、これからどうするんだろう…って感じなんだけど、「そんなことどーでもいいじゃん?勝ち組負け組、関係ないじゃん?」って思ってるのではないかなと。すっごくすがすがしい爽快感でエンドロールを迎えました。これサントラ売ってないのかな。欲しいな。
ただ、どうでもいいのだけど、隣のバカップルが上映中携帯電話をパカパカ開けるし、エンドロールでぺちゃくちゃしゃべり出すし、どうしようもなくなったから「うるせーんだよ、バーカ」と捨て台詞を吐き、映画館をあとにしたあたしは負け犬なのでしょうか。

*1:最初は何だ…この子がミスコン…?って思ってたんだけどね。