女ってやっぱりすげーんだな。

見ました「さくらん」。レディースデーに行ったから、本当に女ばっか。そりゃそうか。でもあえてレディースデーで見るのがいいのかも。
しょっぱなから出てくる金魚映像に目がチカチカするものの、その美しさにポケーっとなりました。赤と青のコントラスト。さすがの蜷川実花節。遊郭ってあそこまで華美じゃないよね…。セットも衣装もおかしいほどに過剰な色彩（とてもキレイ）なんだけど、あの映画の中ではありはあり。まるで外国人が思い描いた遊郭っていう感じ。おっぱい祭りのシーンは正直吐きそうになるほどすごかったけど。
次。女優陣。なんと言っても菅野美穂でしょ。あの生き様というかなんというか、本当に素敵だったなー。しかもめっちゃ大胆演技。胸わしづかみされーの、またひらきーの、あえぎまくりーの。でもいやらしくなくてすごくキレイ。

すんげえ女優魂。あの塗ればシーンの含み笑いにずっと心を奪われっぱなしだった。菅野（高校の先輩）が大好きになったじょー。彼女は最初に登場した分、その後の人たちが軽く見えた。木村佳乃の濡れ場もすごかった。腰ふりがもうなんともいえません。あの乱れっぷり。アッパレです。ただ、佳乃姉さんはなんだか顔がげっそりと痩せててあんまり美しくかんじなかったなー。土屋アンナの濡れ場はイマイチ出し惜しみって感じだったけど。ちょっとばかし映る腰ふりはエロさ満載だったかしら。アンナちゃんは、自分が美しく映る方法を知ってるんだなーって思った。決めるときは決めるし、えろっぽい表情とか絶妙だと思う。演技は置いておいて。今後頑張ればもっと良くなるのかなーって思った。美波ちゃんと幼きよ葉役の女の子がめっちゃ可愛かった。さりげなく小泉今日子も出てるのでお見逃しないよう。一方あんまり目立たない男性陣。成宮くん、あまりにもカツラが似合ってなかったような…。あのカツラにキラキラお目目は違和感があったぞ。それを言うなら安藤くんもしかり。だけど、いい役だったから許すとする。男優賞はやっぱり小栗の旬の勝利かしら。一瞬（笑）だけどいい演技だったー！個人的に気になったのは、遠藤憲一さん。高知東生かと思ってた（あは）（ひどい）。あの怒りっぷりがとっても大名らしくて素敵だったわ。って大名の勝手なイメージ。
ストーリー展開が中だるみで、途中眠そうになりつつ、ラスト洋服着た失楽園？と思いつつ、土屋アンナがまちゃまちゃに見えつつ、なんとか最後まで見ました。椎名りんごの歌声があまりにも強すぎて「え？PV？」と思う場面もしばしば。そこはご愛嬌で。
ま、結論を言うと、この映画は最初の30分間！ってことで。菅野美穂の女優魂を体感して欲しい映画ですね。ハイ。あとは目薬を忘れずに。目、痛くなるからね。