今更感プンプンだけど、映画レヴューをば。

いろいろ映画を見たまま、放置プレイをしていたので、ちょっとここら辺でレビュー(ってもただの愚痴やら感想やら)をば。ネタばれありです。きっと。

●ホリディ
失恋した女ふたり(セレブ中のセレブであるディアスキャメロンと、どん臭さ満載のケイト・ウィンスレット)がそれぞれ家を2週間交換し合うという、さすがアメリカ!さすが自由の国!(っても、ケイトはイギリス!)っていうストーリー。キャメロンのほうはなんだか現実離れしているというか、なんだか遠い国の話っていう感じなんですけどね、ケイトのほうは恋人に裏切られたのにまだあきらめられないというか、期待しちゃってる感が、「あーわかる、わかる」という感じ。ウジウジしてるケイトにはイライラしたりもしたんだけど(その点は、サバサバなキャメロンのがよかったんだけど)、一般人のケイトにはすごく共感というか同感というかそんな気持ちを持ったわけです。ジャック・ブラックが冴えないけど、ちょっとこじゃれたジョークをきかせる青年(っていう年でもないけど)を演じていて。「あーこの人めっちゃいいパパになるよなー」なんて思ってました。シュード・ロウよりもぜんぜんパパが似合う役っすね。いや、ジュードはかっこいいのだけども。
ストーリーはとてもあったかくなれるし、「恋っていいよね☆キャピ」っていう気持ちにさせてくれるものなんですけど、ただせっかくクリスマスの映画なのに、この時期公開って…。映画配給会社さんはもうちょっと考えたほうがいいのかも…。


●ラブソングができるまで
80年代に人気絶頂だった元ポップスターと、元彼である教授の裏切り行為に文章をかけなくなった女性が、一人のミュージシャンに曲を提供するまでのラブコメディ。オチは見えているし、なんとなく流れもつかめちゃうんだけど、でもすごくいい映画だなーって思う作品。それはきっと、いつも2枚目だけど浮気しまくり役を演じたヒュー・グランドとナイスなバディ(古)なのにそれをあまりアピールしていないドリュー・バリモアのふたりのコミカルでテンポよく進む会話が本当に聞いてて心地よいし、そりゃそこまで気が合うんだったら付き合っちゃえYO!と思わせるですよ。いやー何が言いたいのかわかんなくなってきたけど、でもそういうことなんです。ドリューは服装がおしゃれではないし、おヒュー様と歩いていると余計野暮ったく見えそうになるんだけど、なんだかやっぱし元が綺麗なんだよなー。すごくよくしゃべるし、ドジだし、でも憎めないのはドリューは本当にかわいい。で、その一方であたしをとりこにしたのは、「コーラ」役のヘイリー・ベネット!すごーいエロティックなダンスや衣装なのに、本当にキュートで可愛いし、歌も上手!途中からBoAに見えてしまってしょうがなかったんだけど、どうなんだろ。彼女はアメリカでは有名なのかしら…。これからもガンガン歌って欲しい!


眉山
母の日に、ママンがどうしても見たいというから行った映画。さだまさし系の映画は「解夏」も見ていて。石田ゆり子かわえーな、大沢たかおー頑張れー!なんて感動していたときの、エンドロールにババンと「さだ企画」の文字が。一緒に見に行った友人と噴出すという始末。その友人も結婚しやがりましたが。
じゃなくて。とにかく眉山は「宮本信子!に限る」映画です。え?松嶋?主役だったん?って思ってしまうほど。いや、それは思うよ。だって菜々子は「笑顔OR無表情」しかしないの!どんな場面でも。ま、綺麗だよ。彼女素敵だし、笑顔は「化粧品のコマーシャル」っていう感じで整ってるお顔が際立っているわけです。着物姿も素敵だったし。でもね、宮本信子の演技と嫌でも比べちゃうわけです。信子さんは粋のいい女性なんだけど、そりゃもう美しくて心のそこから演技をしているわけです。啖呵を切る場面も気持ちが良くてしょうがない。あんな女性になりたい。でも菜々子はすっげー自分勝手な役だし(しかも無表情だし)、だって阿波踊りをやってる最中に中を横切るんだぜ?邪魔だよ!お母さんの入院先の先生とできちゃうし、お前何しにこっち来たんだよ!(これは嫉妬を含み)っていうね、これ女性の反感をさらにUPさせる映画なんじゃ…。あわわ。
ストーリーとしては…ううむ。とりあえずママンは「いい映画やん」と申してましたが。