きっとあたしは鴨側です。

濱ちゃんちっちゃい!

今更(本日は23日)7月1日に映画を見に行った話。『アヒルと鴨のコインロッカー』を見てきました。上映館があまりにも少なく、この当時は恵比寿ガーデンプレイスだけだったので、トコトコ出かけていきました。てかーてかー!すんげー人なんですけど!もう入り口にまで次の上映開始を待つ人が溢れかえってるの!1館上映ってこれだから嫌ですね。整理番号順ってこれだから嫌ですね。あっしはなんと、最後の1人230番をゲットしました。すんげー、俺。ラスト1人。本来であればここで花の首飾りをかけられるべきところでした。こーゆーときに、1人でよかったと思います。ひとりバンザイ。劇団バンザイ。
で、映画の内容。ネタばれしないようには心がけますが、あくまでも心がけです。ちなみに、あたしは原作未読組です。組だなんて、仲間は1人もいないんですけどね。
もうね、この映画は、青春ですよ。絶妙な空気が流れてるんですよ。単純だけど、「あぁこういう時代もあったなー」(すでにおばさん化)なんて甘いそしてすっぱい気持ちになってしまいましたよ。やっぱりボブ・デュランの「風に吹かれて」がいい味を出しているんですよね。「THE☆青春」っていう歌。心が切なくてあったかくなる歌。あれが映画の40%は作ってる。40って、中途半端やねん。
瑛太は言うまでもなく男前で。前半の変な言動も瑛太ならやっぱり男前で。途中「えー嘘やん!」なんて思ったりもしたんですけどやっぱり男前で。椎名役の濱田岳くん。最初は「あーこういう子いるよねー」なんてフツーに見ていたんだけど。そのうちにこう愛着が出てきて。弟のようで。可愛くって。のリュックの肩掛けるとこを両手で持ってる姿にキュンキュン。口をあけて寝ているシーンにもキュンキュン。と、意外な萌えポイントを発見してしまいました。個人的には田村圭生くんがお気に入りです。瑛太よりもそれっぽい。映画を見るまではこの方の存在知らなかったんだけども。関めぐみちゃんはめっちゃ別嬪さんで。でも、どうしても元モー娘。飯田香織にしか見えなくて困った。背が高いとことか。目が大きいとことか。両手広げてるとことか。「ねぇ笑って」っていつ言うかドキドキしちゃったわよ(してない)。
ストーリーにはあんまり触れられないですけど。「りゅーさくー!」と叫びそうになってしまった。かなり。松田龍作は、ああいう役がお似合いだと思います。ほんま。NANAの過去とか消し去った方がええ。それは松山ケンイチもだけど。とにかく。キサラギに続いてこの映画を見てしまうと、「単館さいこー!」とますます熱を上げてしまう自分がおりまして。恵比寿じゃなかったらもう1回ぐらい映画館で観たい。あの、なんともいえない悲しい気持ちを味わいたいです。単館好きな人。ポッタリアンにはなれない人。伊坂さんの本が好きな人。なんだか疲れている人は見に行ってもいいんじゃないかしら。てへ。
ちなみに。映画が終わった勢いでパンフレットを買ったんですけど。黄色は可愛かったんですけど。中身がもうちょっと濃かったらよかったな…インタビュー部分とか。写真はきれいでしたけど。